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五風十雨

 

 神道では古くから紙垂 (しで) を依り代に取り付けることで神聖なものとしてきました。   

 この紙垂は「永遠に続いていく連続性の象徴」「雷の見立て」とされることが多いです。宮沢賢治は高校教員時代に「注連縄は雲を、紙垂は雷を表している。雷が発生することで空気中の窒素が分解され、雨とともに地中に染み込み良い土壌となり、良い米がたくさん実る」と教えていました。これは雷は米と相性が良いということから雷=稲妻の語源でもあります。

 本作ではダニエルビュレンのストライプの幅と同じ8.7cm幅の紙を8.7cmの空白と交互に並べ、雨の見立てとして壁面に配置しています。紙は紙垂のように垂らしているので常に揺らいでいます。

 5日に一度風が吹き、10日に一度雨が降ると豊作となる、という語源を持つ「五風十雨」を風と雨の組み合わせによって表しています。

 

 

2017

楮紙に顔料、膠

pigment, glue on Japanese paper

可変 / variable